レニックスチャレンジブログ

テニスへの挑戦は、人生に彩りを与える。

馬杉秩彦(82歳)ー 会員

試合の勝ち負けを追い求めることだけではない。健康や仲間との交流もすべてが揃ってテニスの本当の魅力が見えてくる。

こう穏やかに語るのは、全日本ベテランテニス選手権ダブルスでベスト4、神奈川県選手権・東京オープン・小田原選手権で優勝の実績がある馬杉秩彦さん。

もともとはテニスガーデンレニックスの法人会員として、週末に気軽に始めたテニスだったが、「ねんりんピックに出よう」と誘ってくれた山本さんとの出会いが、馬杉さんのテニス人生を大きく変えた。

最初は勝とうなんて思ってなかった。でも、楽しむテニスの先に“勝ち”がある。そういう感覚がしっくりきた。

試合に本格的に出始めたのは70代からで、横浜市民大会、神奈川権選手権、東京オープン、小田原選手権…とチャレンジを続け、全日本ベスト4にまで上りつめた。

そして、80歳を越えてもなお、テニスクラブ内外でテニスを通じたコミュニティを大切に挑戦し続けている。

ただ、そこまでの道のりは、決して平坦ではなかった。

60代は、勝てないことが多かった。心が折れそうな時もあった。でも、やっぱり戻ってくるのはテニスの魅力にとりつかれていたから。

テニスは馬杉さんにとって、単に勝ち負けを競うものではなく、自己表現の手段でもある。

また、コート外での仲間との団らんや趣味としてのテニスと競技としてのテニスをバランスよく嗜むことを大切にし続けてきた。

これからの目標は85歳以上の大会への出場、そして90歳になっても毎日テニスを楽しめる自分であること。

「テニスを中心に健康も、精神も、仲間も全部揃っている。人生の充実を、まだ諦めていないんです。」

「挑戦」は、ただ上を目指すためのものではない。

その人の人生に、確かに「彩り」を与えるものなのだ。

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